「ターミネーター(1984)」感想。みんな2が好きなんだろうが、やはり低予算臭の漂う1が好き!

タ行
引用元 シネマトゥディ

若きジェームズ・キャメロンの才気爆発! 


初めて見た時、こんな映画があるのかと衝撃を受けた作品。
久しぶりに見直してみると、やはり面白い。


この作品以降はターミネーターの怪力ぶりを見せつけるCGとか豪華になっていく。
でも、この作品だけは低予算で作られたためにシュワちゃんのナチュラルパワーに頼ってるのが哀愁あって良い。



ネタバレ度80%
未見の方はDVDか配信で!ネタバレ上等な方はお進みください。
でももうみんな、一度は見た事あるよね。


DVDで観賞したい方は私も利用している宅配レンタルがお勧めです。



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粗筋

将来、救世主を産む事になるサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)は未来からやってきたサイボーグ、ターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)に命を狙われる。

サラは同じく未来からやってきたカイル(マイケル・ビーン)に助けられながら、ターミネーターと戦っていく!

分析

シナリオとして注目したいのは前半。


ターミネーターは顔を知らないため、サラ・コナーという名の人物を片っ端から殺していく。
二人のサラが殺された事がニュースになり、標的であるサラは自分も狙われると危惧して逃げ出す。

その後、正体のわからない男、カイルに後をつけられて隠れる。
サラは助けを求めて、友人の留守電にメッセージを入れる。
ターミネーターはその留守電のメッセージを聞いてサラの居場所を知り、サラの元へ。


どうですか、この流れるようなプロットの繋がり。
いやでもサスペンスが盛り上がります。

まだカイルが敵か味方か、観客にさえ明かしていないのもポイント!



ここでカイルとサラ、ターミネーターがぶつかるファーストコンタクト。
さすがのキャメロン演出で魅せます。

ターミネーターの不死身っぷりも初めて見せて、「何だこの怪物は!」感がもの凄い。



中盤、自分で体を修理するターミネーターのシーンが出色です。

自分で目玉をくり抜くのがホラー。
初見の時は子供ながらに震えましたね。

ほんと、当時、こんな映画無かったんじゃないかなあ。



サラとカイルのラブシーンが挿入され、映画はクライマックスへ。

ちなみにヒロインであるリンダ・ハミルトンの微妙な美貌がB級っぽさを醸し出してて最高。

引用元 シネマトゥディ





ヒロイン?




クライマックス、不死身のターミネーター。
これ、倒したと思っても、全く倒れてくれないんですよ。

火だるまになって倒したと思ったら起き上がる。

爆発して粉々になったと思ったら、上半身だけで襲ってくる。

TV放映で初めて見た時、「まだ動くのかよ!」と叫びました。
こいつは絶対に倒せないと絶望しました。


そんな気持ちになったのはこの映画だけじゃないかなあ。
ほんと、最強のホラーでした。



他にこんな、「絶対に倒せない!」という気持ちになったのはあるキャラだけです。




引用元 amazon

この方の場合、気づいたら復活してるので絶対に倒せませんけど。



ラスト、サラ・コナーが産む救世主の父親が明かされるオチもいいです。
まとまりのいい見事な脚本。

あと、音楽も良いですよね。
聴けば一発で「ターミネーター」とわかる。


以上です。だから私は感動しました。




若きシュワルツェネッガーはやっぱりカッコいいです。
やはり悪の方がいい。


女性ファンは冒頭のサービスショットも必見です。






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