「アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013)」感想。レイチェル・マクアダムスの可愛いさよ!

洋画
引用元 映画.com


「ラブ・アクチュアリー」のリチャード・カーティス監督作品。
何でもこの作品を最後の監督作品と決めているそうな。
まだ若いのにもったいない。


内容はタイムトラベルの能力を持つ青年がより良い人生を歩むため、奮闘するストーリー。

正直、見てて「またかよ」と思いました。

タイムトラベルものは既に一つのジャンルになっている。
よほど特殊な設定じゃない限り、企画としては難しい。

愛を掴むためにっていうのは「恋はデジャ・ブ」「バタフライ・エフェクト」等、既に名作があるし。

信長に生まれ変わるとか、江戸時代でペニシリンを作るとか、ちょっと独自性が無いときつい。

と思ってたんだけどね、


そこはさすがのリチャード・カーティスですよ。


正直、すまんかった!と最後は謝りたい気持ちでした。

という事で、ハートウォーミングな良作です。



ネタバレ度70%
未見の方はDVDか配信で! ネタバレ上等な方はお進みください。
これは私のように前情報無しにまっさらな気持ちで見るのがおすすめ。


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分析

リチャード・カーティスは「ラブ・アクチュアリー」の監督として有名だけど、それ以上に脚本家として有名。

「ノッティングヒルの恋人」や「ブリジット・ジョーンズの日記」とか。


やはり売れっ子脚本家、今作も多くのシーンで工夫が見られ、上手いと唸らされる。


例えば主人公のティム(ドーナル・グリーソン)の初恋。

妹の友達シャーロット(マーゴット・ロビー)が夏休みの間、ティムの家で暮らすんだけど、その最後の夜に告白します。

するとシャーロットは答える。
「最後の夜に告白なんて。もっと早く告白してくれたら付き合ったかもしれないのに」

当然、ティムはタイムトラベルをして、早くに告白します。

するとシャーロットは答える。
「同じセリフを最後の夜に聞かせて。そうすれば付き合うかもしれない」


上手いわあ…。
タイムトラベルを使ったフラれ方として、これ以上は無い。

洒落てるよね。
リチャード・カーティス、さすがだわといきなり思わされる。



当然、台詞のキレも変わらず上手い。

メアリー(レイチェル・マクアダムス)と初めて会った時に、連絡先を携帯に入力してもらう。
そして携帯を受け取り、答える。

「古くてダサい携帯が大切な宝物になった」

好意を知らせる、さりげなく良い台詞。
このような台詞が全てのシーンに散りばめられている。



そして物語は進んでいき、中盤、初恋相手のシャーロットと再会します。

ティムは部屋まで送っていく。
シャーロットは昔、フッた事を後悔していると言い、積極的に誘ってくる。

この時、私は思いましたよ。


「ああ、これはヤルな」


そして浮気がばれてメアリーと揉める。
それをタイムトラベルで解決していく展開になるんだろうなと。

ここがミッドポイントかと。



驚きました。



ティムはシャーロットの誘いを断り、帰宅します。
そしてそのままメアリーにプロポーズ!



え? 順調な、何も問題の起こらない恋愛を後半もずっと見せるつもりなの?


そこで私は気付きました。

ああ、これ恋愛映画じゃないんだなと。
恋愛映画のコーナーにいつも置かれてたから勘違いしてた。

これはヒューマンドラマなんだ。

思った通り、後半は家族の物語になっていきました。


ちなみにティムとメアリーの結婚式のシーンは本当にラブコメらしい良いシーンでした。
結婚式なのに豪雨という、最悪のシチュエーションに設定して、結婚式を特別なものに演出している。

これはもはや名人芸。

引用元 映画.com



しかしここまではタイムトラベルがストーリー上、有効に使われた感じがしない。
どういったラストにするのかなあと考えながら見ていました。

タイムトラベルするかしないかの選択を迫るようなクライマックスになるんだろうけど、どうもっていくんだろう?と。



はい、ここからラストのネタバレです。
未見の方は気をつけて!







ティムはこれから生まれてくる子供をとるか、癌で亡くなる父親をとるかという選択に迫られます。





この映画のタイムトラベルの設定で面白いのは、ティムの一家、男子は代々タイムトラベルの能力を持っているという事。

つまり、父親もタイムトラベラーで事情は全てわかっている。


ティムは子供を選択し、父親もそれを承諾します。


父と息子は会うのはこれが最後だと悟り、別れを惜しむ。
そのシーンは本当に美しく、父親を持つ誰もが共感するだろう。

引用元 映画.com



そしてこれこそが他のタイムトラベル映画と一線を画すアイデア。

さすがリチャード・カーティス。どんだけだよ。





ラスト、ティムの日常にナレーションが被る。

「僕はもうタイムトラベルをしない。この日を楽しむために自分は未來から来て、最後だと思って今日を生きている」

「僕たちは一緒に人生をタイムトラベルしている。今を精一杯生きて。人生を噛みしめよう」



そうか、つまりはあれか、僕らはみんな、今を生きるタイムトラベラーなんだな!

わかったようなわからんような…



素晴らしい人生賛歌です。
この人の映画はいつも心地良い感動で終わる。そりゃ売れるよね。



以上です。だから私は感動しました。


ちなみにレイチェル・マクアダムスって身長そんなに高くないよね、向こうの女優さんにしては。

ウィキによると身長162cm。

愛嬌のある表情で親しみやすく、日本人に受けが良いと思う。


片や若いマーゴット・ロビーは隙の無いパーフェクト・ビューティー。

こちらは美しさにうっとりです。

この二人を見るだけでも楽しい映画です。

私のタイプはどちらかというとレイチェルかな。聞いてない?


おすすめリチャード・カーティス監督作品



○「ノッティングヒルの恋人」
これは脚本だけ担当した作品だけど。
スターと一般人の恋という黄金パターンを作り上げたラブコメの傑作。
ジュリア・ロバーツとヒュー・グラントもこの作品で二度目の全盛期に。

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