「エイリアン2(1986)」感想。わしゃわしゃ出てくるエイリアンに思わず声が出る最高の映画体験!

ア行
引用元 映画.com

何度も味わう絶体絶命。


文字通りハラハラドキドキ、最高に楽しめる映画です。


ジャームズ・キャメロン、あなたは天才。



更には、映画において強い女性キャラを一般に知らしめた記念碑的作品(だったと思う)。




ネタバレ度50%
未見の方はDVDか配信で! ネタバレ上等な方はお進みください。
でもネタバレしてもこれ絶対面白いよ。



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分析

再びエイリアンのいる星に舞い戻るリプリー(シガニー・ウィーバー)。



一作目は宇宙船内での密室ホラーだったけど、この二作目は惑星の施設が舞台の戦闘アクション。

そしてこのアクションがさすが「ターミネーター」のジェームズ・キャメロンだけあって異常な臨場感で魅せます。


見せ場となるのは施設内で海兵隊員たちがエイリアンたちに襲われるファーストコンタクトと、クライマックスの戦いの二つ。


個人的にはファーストコンタクトのエイリアンたちの登場がとんでもない恐怖。


「こんなにおんのかい!」と呆れるレベルで一作目からスケールアップしてます。


海兵隊員たちのパニックぶりの描写が迫力満点でこの時点で傑作確定。

ここはマジで息するの忘れますよ。


引用元 シネマトゥデイ



キャメロン演出の凄さはもう当然。
次にシナリオに関しては、バラエティに富んだ登場人物たちについて指摘したい。


これ、普通ならエイリアンと対峙する海兵隊員たちだけでいいはずなんだけど、さすがキャメロン脚本だけあって、ストーリーを膨らませるキャラを他に配置している。



まずはもちろん、生き残りの少女ニュート。
この一般人の少女を登場させる事でどれほどこの作品に華と奥行きを与えたか。


救出されて、リプリーとの初めての会話。

「ねえ、帰っていい?」
「ここにいた方が安全よ」
「どうせみんな殺されるわ」

この一言で、彼女が見てきた絶望がどれほどのものだったか、観客に知らしめる。
そしてサスペンス度が一気に上がる。


何よりこの少女をただのお荷物として描くんじゃなく、ちゃんと見せ場を用意してあるのがにくい。
リプリーたちに逃げ道を教える案内役として大活躍。

そしてリプリーとの疑似親子のドラマも緊張感を時おり緩和させる役目をしていて、ほんと重要。




そしてアンドロイドのビショップ。
一作目の悲劇でリプリーはアンドロイドを毛嫌いしており、当然、ビショップを最初は遠ざける。

しかしこのビショップの活躍たるや、後半は見る者の涙腺を刺激してくる。
ここはさすが「ターミネーター」の監督というところか。



更には金儲けの企業人間バーク。
こいつ、マジ最低。

元から胡散臭い雰囲気を醸し出しているが、金のためなら平気で仲間を犠牲にする予想通りの鬼畜ぶり。
こいつのせいでリプリーが窮地に陥る事も多く、ストーリーの緊張感を上げる大切な役割だ。


他の海兵隊員たちも魅力的なキャラがいるが、以上の三人が絶妙に絡み合い、プロットを恐ろしく面白くしている。



引用元 シネマトゥデイ


こういったキャラ配置はやはりさすがです、キャメロン。
普通は海兵隊VSエイリアンにして終わりだよ。



そしてやはりリプリーのキャラが何より凄い。
これ、完全にジャンプの主人公。


アドバイザーとして参加しているのに、パニックになっている海兵隊員たちを助けに輸送車で突っ込むわ、弱気になっている隊員に「あなたの力が必要なの」と励ますわ、気づけばリーダーになってるわ、最後は単身、少女を助けに行くわでカッコいい事この上ない。

引用元 シネマトゥデイ



シガニー・ウィーバーはまさにはまり役。
はまり過ぎてイメージがつき過ぎちゃった感はあるけど。



とにかく一難去ってまた一難、やっと終わったと思ったらまだ出てくるという、ターミネーターでも見せた畳みかけは必見です。


キャメロン、もう一度、こういった緊張感のあるエンタメ作品撮ってほしいなあ。
もう無理かな。


以上です。だから私は感動しました。



しかし初見の時はコールドスリープ明けのリプリーの薄着を見てドキドキしたが、今は何も感じないな。


大人になるってつまらない。

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