「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦(1989)」感想。インディの父親のキャラ造形が見事! ショーン・コネリーに何度も爆笑させられる!

ア行
引用元 映画.com


インディ・ジョーンズのシリーズ第三作目。

一人で映画館に通える歳になった頃、映画館で見ました。
面白さに興奮し、多幸感で一杯になって映画館を出た記憶がある。

そんな思い出補正もあるせいか、インディ作品の中では断トツで好きな作品。




今回、アマプラで見直したんだけど、リマスターされた映像がとても綺麗です。
80年代の映画とは思えないほど。

おかげで今見ても興奮の大洪水。

これを機に他のインディ作品も見直したい。


ネタバレ度50%。
未見の方はDVDか配信で! ネタバレ上等な方はお進みください。

まあ、ストーリーは二の次なので、読んでから見ても面白いですよ。


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分析

考古学者インディアナ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)が世界の秘宝を求めて冒険する人気アドベンチャー。


今回はキリストが最後の晩餐で使用した聖杯を求めて冒険します。



この頃のスピルバーグ監督はまさに無双状態だったわけだけど、やっぱりハラハラドキドキさせる演出が抜群に上手い。


それは冒頭の十分弱、若かりしインディを演じたリバー・フェニックスの活劇だけ見てもわかる。
追われるリバーをあの手この手でピンチにする細かい仕掛け、カット割り。

見てても「あー、スピルバーグだなあ」と感じる。

映像の迫力だけで見せるんじゃなく、小さなスリルの積み重ねや挿入が上手いんだよね。

それはデビューから一貫して変わらない魅力だけど、この頃は神がかってます。




そしてこの作品の魅力は何と言っても、インディの父親、ヘンリー・ジョーンズが登場する事。

ただの冒険活劇じゃなく、インディがヘンリーに認められるまでの親子のドラマを中心に据えた事で、作品に深みを与えている。


しかもこのショーン・コネリー演じるヘンリー・ジョーンズのキャラ造形が見事すぎる。

コメディリリーフとして抜群の活躍ぶり、はっきり言ってそこらのコメディ映画の百倍笑えます。


これは今回、インディ作品に初参加した脚本家ジェフリー・ボームの功績でしょう。
他にも「リーサルウェポン2」とか書いていて、シリーズものに新たな魅力を加えてます。


ユーモアのある会話で私がまず連想するのがこの「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」と「ミッドナイト・ラン」の二本。

そのキャラ造形と会話の切れ味は見る度に唸る。



ここでいくつかご紹介。

インディとヘンリーの助手、エルザ、二人が初めて会うシーン。
エルザの美しさにインディは驚く。

「目がお父さんそっくりね」
「耳は母親似だが…他はあなたのものだ」

どうですか、初対面でのインディのいきなりのジャブ。

粋ですね。

こんなセリフ、一度は言ってみたいぜ!



その二人が旅の道中、喧嘩します。
言い合いの最中、インディはエルザにいきなりキ〇します。

「ちょっと!? 私に〇スするなんてどうゆうつもり!?」

エルザは睨みつけ、インディにキ〇を返します。
インディもエルザを睨みつけ、

「ほっといてくれ。身持ちの悪い女は嫌いなんだ」
「私も横柄な男は大嫌いよ」

二人、そのまま激しく〇スしてベッドへ。

甘い言葉を一切口にしないラブシーン。
二人共に意地っ張りで、プライドの高さを感じさせる、インディらしい面白いシーンです。



父親のヘンリーと再会するインディ。
ヘンリーはインディに「エルザはナチスだ、信用するな」と忠告します。
インディはヘンリーに尋ねます。

「エルザがナチスだって何でわかったんだ?」
「寝言で言ったんだ」

この一言でヘンリーとエルザの関係がわかります。

どうですか、長々と説明しない、一言で終わるこの切れ味。
上手すぎて眩暈がする。



このヘンリーとインディの二人の掛け合いは絶妙で、ドタバタ喜劇そのもの。
ショーン・コネリーの芸達者ぶりはさすがの一言で、このヘンリー役は彼のベストアクトです(※異論反論認めます)。



そしてこのインディ作品の魅力として、どこか古めかしいアクション活劇があります。
時代設定が20世紀前半だからというのもあるんですが、ボートやバイクにあまりスピード感が無い。

それをあの手この手で観客をハラハラドキドキさせるスピルバーグの技。

中でもハイライトの戦車との対決シーン。
インディは何と、馬に乗って対峙します。

馬と戦車って!

この現代の映画ではあまり見ないタイプのアクション、見せ方の工夫もあって面白い。




クライマックスはインディが聖杯の謎に挑みます。
ただ謎に挑むだけじゃなく、緊迫感を増すために、父親に重傷を負わせて急がせるアイデアも上手い。

観客の興味を離さず、ちゃんと盛り上がるクライマックス、これぞ娯楽活劇。



ラスト、ジョン・ウィリアムズの音楽と共に、夕日に向かって馬で走っていくカットの美しさよ。



しかし今回、調べて分かったんだけど、ハリソン・フォードとショーン・コネリーって12歳しか変わらない。

ショーン・コネリー、公開当時、59歳。

今のトム・クルーズより若いのかよ!


以上です。だから私は感動しました。




この作品を映画館で見た若かりし私は、こんなハラハラドキドキの冒険をしてみたい!と本気で思った。 

美女を連れて、戦車と対峙するなんて最高だと。


そんな大冒険があるかもと数年後に上京。


今や満員電車と対峙する日々。

女子が隣にいる時なんざ、痴漢にされないよう、ハラハラしてる。

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これは当時、一大ブームだった。
なかなかビデオ化もされず、私としては幻の作品だった。
子供たちが自転車で飛翔するシーンの興奮は異常。

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これもまた言わずと知れた大ヒット作。
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○「刑事ジョン・ブック 目撃者」
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