狂ってる映画です。全てが。
アカデミー賞でも6部門受賞したSFアクションの傑作。
どう考えても常軌を逸しており、その異常ぶりでこの作品を超えるものは無いだろう。
アクションに関してはよく死人が出なかったなというレベルです。
とにかく頭空っぽにして見るならこれ以上は無い。
この夏の暑さなんて気にならなくなるくらいの激熱映像のシャワーを浴びてくれ!
ネタバレ度30%
未見の方はDVDか配信で! ネタバレ上等な方はお進みください。
しかしバラすほどネタが無い。読んでから見ても大丈夫です。
分析
マックス(トム・ハーディ)とフュリオサ(シャーリーズ・セロン)と美女五人がイモ―タン・ジョーとその仲間たちから逃げる!という内容。
この全く仲間に見えない仲間たちと。
ただただ、逃げる。
映画「スピード」のように走り続けるのだが、「スピード」のようなプロットのアイデアは無い。
このキ○ガイたちから。ただただ、逃げる。
正直、脚本について語るブログで何故この作品を取り上げているのか、自分でもよくわからない。
この作品のスタッフや役者陣の狂気にあたったのだろう。
プロットの面白さで言えば、指摘する点は一つ。
逃げてたけどUターン。
スタート地点を目指してイモ―タン・ジョーと対決するという、盛り上がり必至の展開かな。
このとことんストーリーをシンプルにするアイデア。
これで何も考えず、スタッフ、役者みんな、思う存分、狂えたんだと思います。
とにかく熱量が凄いので、この作品を見よう。
現状の壁を破りたい人たち、みんなだ。
ネットばかりやって全くシナリオが進まないライター。
先輩のパワハラに悩み、殺す妄想を繰り返している新入社員。
前髪がきまらないと学校を休んだ女子。
こんなに優しいのに何故自分には彼女ができないんだと世を呪う男子。
寝転んでポテチを食べながら、何で痩せないんだと悩んでいる女子。
アイドルの水着グラビアをじっと眺めてたら透けて見える一瞬があると本気で思い込んでいる男子。
この映画はそんなみんなの悩みを綺麗に吹き飛ばしてくれるはずだ。一瞬な!
美女、バイク、ギター、母乳、チェーンソー、髑髏、ショットガン、ババア、どれも最高だ!
以上! だから私は感動しました。
ちなみに撮影はほんとに命懸け。
映画以上に狂ってたようです。
ドキュメンタリーで見たい。
しかしジョージ・ミラー監督、公開時70歳でこんなに狂えるものなのか。
尊敬しかない。
私も70歳で「狂人」と言われるように頑張ろう(←迷惑)。
そして最後に。
坊主にしてもシャーリーズ・セロンの美しさ。
「俺が守ってやる!」と言ってみたい。
こんな目で見てくれるはずだ。
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