「セント・エルモス・ファイヤー(1986)」感想。愛という名のもとに集まる七人!

サ行
引用元 映画.com


80年代に大量生産された青春映画でも一番有名な作品。
大ヒットドラマ「愛という名のもとに」の元ネタで有名でもあります。


実は何故か今まで見てなかったんですが、この度、視聴。
もっと若い時に見たかったと思わずにはいられないさすがの傑作でした!



当時人気だったロブ・ロウ、エミリオ・エステベス、デミ・ムーアなどが出演して懐かしさも半端ない。

ロブ・ロウはむちゃくちゃかっこいいです。
当時はトム・クルーズ並みに人気あったんじゃないかな。


ネタバレ度50%
未見の方はDVDか配信で! ネタバレ上等な方はお進みください。
でもストーリーで見せていくタイプの作品じゃないので、ネタバレして見ても面白いですよ。




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粗筋

大学時代、いつも一緒にいた七人。
卒業後、様々な社会の試練が彼らを襲う。


分析



群像劇なため、様々なドラマが交錯します。

ケヴィン(アンドリュー・マッカーシ―)はレズリー(アリー・シーディ)にずっと片思いをしているが、彼女は親友のアレック(ジャド・ネルソン)と婚約している。

これは主軸となるドラマの一つ。


上手いなと思ったのは、ケヴィンが片思いしている事をなかなかはっきりとは描写しない点です。
「ずっと彼女がいない」「ゲイじゃないのか」と周囲に言われており、観客は視聴中に何となく、「あれ、こいつレズリーを好きなんじゃね?」と気付きます。


でもこれ、鈍感な人は見ててなかなか気づかない人もいる気がする。


それぐらい、さりげないんですよ。

他の映画だと片思いしているという設定を序盤にしっかり観客に見せます。
そして感情移入させようとするんだけど、この作品の場合、「こいつ、あの子を好きなんじゃないか?」と思わせる事で、観客は作品世界にどっぷり浸かります。


そう、自分も仲間の一人だと錯覚してしまうような感覚。
そしてレズリーを好きだとはっきりわかるシーンで、「やっぱり!」となって嬉しい。

感情の説明描写、そのバランスがとてもいい。


上手いです。



そしてレズリーとアレックのカップルですが、アレックの浮気が原因で破局します。
傷付いているレズリーにケヴィンは告白し、その夜、二人はベッドで、机の上で、風呂場で、セックスしまくります猿です。


なるほど。


片思いが成就する。青春映画の鉄板やな。

その後、二人の交際は順調に進み、ケヴィンがレズリーに同棲しようと提案します。
しかしレズリーは無下に断ります。



え? 

ケヴィンと一緒に私も意外。何で?





「同棲しよう、愛してるんだ!」
「セックスと愛は違うのよ。私はただアレックを忘れたかっただけ」


ここ、作品のヒロインである真面目なレズリーが、あっさりと拒否するところがいい。
遊んでいるキャラならさもありなん、なんだけど。
そこに逡巡は一切無い。

普通の映画なら逡巡するシーンを入れて盛り上げるところです。

「やっぱり私はケヴィンを愛していない!」と気付くようなシーンを入れたりしますね。


このあっさりと拒否するシーン、大好きです。


愛を口にした瞬間に終わる関係もあれば、愛を口にしないまま始まる関係もある。

深いです。

私の中でこの映画が名作になった瞬間でした。

そして二人は喧嘩になるんですが、ケヴィンは思わず強い口調でレズリーをなじります。

すぐにやばいと思って謝罪するケヴィン。「悪かった、つい…」

レズリーが言い放ちます。

「『つい』はないのよ」


うーん、良い台詞!

中盤から名台詞のオンパレードですよ、さすが名作!




この作品は群像劇なので他にも色んなドラマが描かれます。

パリピ女を演じるデミ・ムーアの孤独。 
「22歳でこんなに疲れるなんて」の台詞が刺さる。

エミリオ・エステべスの純愛。
ロブ・ロウの閉塞感。

どれもいいです。
青春映画好きには自信を持ってすすめたい。



以上です。だから私は感動しました。



ちなみに「愛という名のもとに」と音楽も似てた。ちょっと笑ってしまった。

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90分弱で見やすいですよ。


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