公開時に見て以来で内容もかなり忘れてたんですが、アマプラ見放題終了と知り慌てて再観賞。
今や大人気シリーズの記念碑的一作目。
これがデビュー作だったジェームズ・ワン監督は超売れっ子になりました。
あらためて見るとやはりその完成度は驚愕レベル。
クライマックスの盛り上がりは完全に異常値です。
ジグソウという殺人ゲームを楽しむキャラ造形も画期的でした。これはもはや発明と言える。
ネタバレ度60%
未見の方はDVDか配信で! ネタバレ上等な方はお進みください。
分析
やはり謎めいたオープニングからして突出している。
目覚めたら見知らぬ部屋で鎖に繋がれているアダム。
そして同じく鎖で繋がれている医者のローレンス。
そして二人の間には銃とテープレコーダーを持った、頭が潰れた死体。
今やB級サスペンスではこのような謎めいた出だしはテンプレですが、当時、これを正面からやったのはやはり画期的でした。
「バトルロワイアル」のような殺人ゲームが流行りだしてきた折だったので、その進化形が現れた感がありましたね。
そしてアダムとローレンスのポケットにはカセットテープと鍵、銃弾が入っている。
ローレンスのテープには「六時までにアダムを殺せ。できなければ妻と娘、そしてお前が死ぬ」とジグソウからのメッセージ。
アダムがトイレのタンクを探すと鋸が二つ。
このように次から次と謎とアイテムが提示される。
そしてここから二人の緊迫の密室劇が展開されるのかと思いきや、違います。
ジグソウの過去の殺人ゲームが幾つか紹介される。この辺りの場面転換、飽きさせない工夫、上手いです。
この映画、密室劇に見えて、実は室内シーンは半分も無いんだよね。
空間と時間軸を弄り回して、絶妙に緊張感を盛り上げていきます。
脚本の上手さと同時に、観客を引きずり込む若きジェームズ・ワンの力強い演出が光る。
そしてミッドポイント、ダニー・グローバーとケン・レオン(ドラマ「LOST」のマイルズ!)の刑事二人がジグソウのアジトを見つけて乗り込む。
と、そこには拘束された男が。ここでいきなり刑事相手の殺人ゲームが始まる。
この展開、まさに予想外。一気に緊張感が増す、神か。
ここでまんまとジグソウに逃げられ、ケン・レオンは殉職。ダニー・グローバーは首に大きな傷を負う。
そしていよいよ映画はアダムとローレンスの密室劇に。
二人は協力して脱出を狙うが、何も手が無い。

新たに壁の中に携帯を見つけ、電話が掛かってくる。
相手はジグソウに拘束されたローレンスの妻。彼女が夫に告げる。「アダムを信用しちゃ駄目」と。
おかげで今まで協力関係だった二人の間に、疑心が生まれる。更に増す緊張感。どこまで増していくんだ。
そしてタイムリミットの六時を迎える。
ここからクライマックスに突入するんですが、展開が本当に神すぎる。
もう詳しくは書きません、書けません。
ジグソウを捕らえる事に執着するダニー・グローバーに加えて、ドラマ「LOST」のファンなら大喜びのマイケル・エマーソンまで登場。
ジグソウとはお前なのか!という驚きと共に、観客はみんな、一体どうなるのか、画面に釘付けですよ!
追いつめられるローレンス、ここで最初に出てきた鋸が活躍するんですが、その使われ方がもう最高!
口あんぐりで顛末をただ見届けるのみ。
そんな状態の観客に向かって駄目押しとばかりにラスト、絶叫レベルの衝撃が襲ってきます。
ああ、ジグソウ、この野郎!
よくぞ、よくぞここまで、8時間以上も!
トイレを我慢できたな!
いやあ、本当に面白かったです。これほど盛り上がるクライマックスはホラーではどうだろう、「ミザリー」ぐらいでは?
以上です。だから私は感動しました。
しかしジェームズ・ワンってまだ48歳か。まだまだこれからじゃないか、楽しみだ。

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