「岬の兄妹(2018)」感想。お兄さん、喧嘩の仕方を教わりました!

邦画
引用元 映画.com

問題作として話題になりました。


生きるため、自閉症の妹に売春をさせる兄。


かなり重いテーマながら、何処かコミカル。
今村昌平監督の重喜劇を想起させる。好きですよ、こうゆうの。


正直、誰にでもおすすめできるというタイプの作品ではありません。
私は兄妹を演じた役者さんにも惹かれて、興味深く見れました。




ネタバレ度30%
内容は予告編でほぼわかるので。






シナリオとしては淡々と進み、展開や構成に驚きは無いです。
兄妹のやり取り、日常を切実に、時にコミカルに描きます。



ただ、その中で衝撃を受けたシーンがありました。



兄が高校生に襲われるシーンです。

背後から首を絞められ、金を奪われそうになるんですが、このお兄さん、








脱糞し、それを背後の高校生の顔になすりつけます。






たまらず怯んだ高校生に向かって、絶叫。








まだまだ出るぞおおお!!!





凄え…。

唖然としましたよ、これって戦い方として無敵じゃないですか。
何をしても生き残る、そんな生存本能まで感じます。

衝撃でした、こんなシーン書かれたら、どんな喧嘩シーンを書いても霞んでしまう。


こんなの普通思いつかないですよ、書けないですよ。


嫉妬を覚えました、こんな感覚久しぶり。こうゆうのこそ、書きたかった!




作品の内容について、みんなネットで色々と感想を書いているんですが、
正直、私、この衝撃が強すぎて、内容は吹っ飛びました。


でもこのシーンだけで絶対に忘れられない作品になりました。
人間ドラマは、そうゆうシーンを一つでも作れれば成功ですね。



以上です。だから私は感動しました。

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