「ゼロ・グラビティ(2013)」感想。映画館で見てこその、宇宙を体感できる傑作SF!

サ行
引用元 映画.com


公開時、映画館で見た時はその迫力の映像に圧倒されっぱなしだった事を強く覚えている。


以来、あの迫力はもう得られないだろうと思って、ソフト化されても、配信されても見ていなかった。


だけど今回、脚本はどんなだったかなとふと思い、視聴しました。



まー、凄いね、映像は。やはり。



ネタバレ度は50%。
未見の方はDVDか配信で! ネタバレ上等な方はお進みください。

まあ、映像に圧倒される映画なのでネタバレとかほぼ関係無いけども。


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分析



いつもこのブログでは主に脚本について書いてます。

ただ、この「ゼロ・グラビティ」、脚本についてはほぼ書くことが無い。



何故なら、この映画の魅力は何より迫力の映像。
そして、圧巻の映像に没入させるため、人間ドラマをあえて排除しているからだ。


つまり、脚本について語るほど、脚本していない。


見るとわかるけど、全編ほとんどサンドラ・ブロックの一人芝居。


宇宙空間に取り残された彼女の生存への戦いをずっと見せていく。

共演でジョージ・クルーニーがクレジットされているけど、30分過ぎにはいなくなります。

このいなくなり方がベタだけどカッコ良く、ジョージ・クルーニーとしては儲け役です。




そしてシナリオの構成上、このジョージ・クルーニーの退場がミッドポイントになります。

その転換点を作品の30分過ぎに持ってきているのが何より異質。



人間ドラマをやる気が無いのがわかる。


見せたいのは何よりも映像なんだと。





ここから一時間近くサンドラ・ブロックの奮闘を見せ続けるわけですが、彼女の迫真の演技と映像の迫力は一瞬たりとも飽きさせず本当に素晴らしい。






と同時に、何て潔い作品だろうと感心しました。


これ、普通に脚本家が書けば、宇宙船の仲間たちも描いて、友情や裏切り、死を描きつつ、救出されるまでの感動の物語にすると思う。

その方が客層も広がり、作り手側も安心できる。


例えば「インターステラー」のような。



ところがこの作品は仲間たちは開始すぐにほぼ全滅。

残ったのは二人だが、ジョージ・クルーニーもすぐに退場させる潔さ。

数多ある人間ドラマより、自分たちにしか撮れない圧倒的な映像で魅せる事を選んだ。




実際、アカデミー賞に10部門でノミネートされ、7部門で受賞しているが、脚本賞にはノミネートすらされていない。
他の賞レースでも多く受賞しているけど、脚本はかすりもしない笑。


しかし、このような極限の人間ドラマを展開できる題材で、あえてドラマを排したその勇気こそ、凄いと思う。


この映画の強みは何か、魅力は何かを、とことん考え抜いたからこそ出せた英断だ。

そしてその自信の映像は、本当に凄い。

宇宙空間というものを感じられるという点で、あの「2001年宇宙の旅」を超えている。

ただ残念ながら、映画館と我が家のテレビ画面では迫力が違い過ぎた。
もっと機材を充実したいと痛感する。






えー、ちなみに科学的な考証は一切わかりません。すまぬ。



以上です。だから私は感動しました。



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