シナリオに興味ある方、学んでいる方へ。
ここでは私が今まで学んだシナリオ教材で印象的だったものを紹介します。
「シナリオの基礎技術」新井一著
私はシナリオセンターでシナリオを学んだのもあって、やはり一番はこの本を。
ドラマとは何か?という根本の問いから、葛藤の描き方など、基礎から学べます。
姉妹編となる「シナリオの技術」も併せて読めば、ドラマの描き方は全て網羅されています。
「シド・フィールドの脚本術」シド・フィールド著
著者は三幕構成を紹介した方として有名です。
打ち合わせでは普通に「三幕構成」とか「ミッドポイント」とかの単語が出るので、脚本家志望者はマスト本。
シリーズで全三冊出てます。
しかし私はムック本みたいなものでシド・フィールドの三幕構成を学びました。
はるか昔なので記憶がおぼろげなんだけど。
あの本、今でも探してるんだけど見つかりません。
「映画脚本100のダメ出し」ウィリアム・M・エイカーズ著
中には笑ってしまうようなダメ出しもありますが、意外となるほどなと思うダメ出しも多いです。
例を上げると、「悪者スピーチがない!」など。
悪者のスピーチの必要性を解説していて、その効果は「セブン」とか見ると顕著です。
コンクールに自作を送っている脚本家志望者の方などには、次作をチェックする時に凄く役立つ本だと思います。
「ハリウッドリライティングバイブル」リンダ・シガー著
エンタメを学ぶなら何よりもこの本かと。
この本を読んでからヒット作を見ると、こんなに考えられて書いているのかと目から鱗状態になります。
非常に有名な著作だけど今は絶版。
中古で買うと高いです…。
「SAVE THE CATの法則」ブレイク・スナイダー著
これまたエンタメを学ぶなら現状、最も重要な教材と言っていい。
非常に細かい考察をして、学びがたくさんあり、今でも時々読み返しますね。
色んな作劇パターンを学びつつ、そのパターンからどう逸脱するかと考えるのも重要だと思う。
〇「映画術 ヒッチコック・トリュフォー」
こちらは演出にも興味ある方が読むと非常に内容があると思います。
トリュフォーがインタビューする形式で、ヒットコック本人が自作一本一本について語っています。
ヒッチコック映画好きには間違いなくおすすめ。
○「大どんでん返し創作法」今井昭彦著
どんでん返しの作り方を紹介しています。
アマゾンプライムで無料で読めた折に何気なく読んだんだけど、非常に興味深く、他に無い内容。
楽天では販売されていませんでした。アマゾンにて。
サスペンスに興味ある方は大変有意義な本だと思います。
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